先日埼玉県内の某大学の1年生に対して、Gトレ「マネーポーカー」を実施しました。
マネーポーカーは、限られた収入の中で、支出のバランスと貯蓄のやり方を学ぶゲームです。
ルールは簡単!決められた収入の使い道を、7枚のカードを引いて決めます。
もちろん、収入以上になってしまってはいけないので、なんとか収入内に収めるようにカードを交換していきます。
実はこの工程がとても大切で、イメージする生活をするにはこのくらいの金額がかかるということが理解できます。
例えば、家賃5万円の家だと、このくらいの家の大きさでこんな生活になるのか、家賃9万円だと広くて綺麗な家に住めるなどとイメージがしやすくなります。
しかし、収入が限られているため、9万円の家賃の家に住むということは、どこかの支出を減らさなければなりません。
生活費を減らすのか、衣服やお洒落を減らすのか、趣味や交際費を減らすのか、人によって様々です。
このように理想の生活を想像しながら、自分の支出バランスを見つけていきます。
ゲームの後のリフレクションでは、どうしても譲れない支出、ここはお金をかけてもいいと思っているところと、ここは我慢してもいいとおもっているところがみんなバラバラで面白いです。
家にはお金をかけたいけど、オシャレにはお金をかけなくていいとか、趣味にはお金をかけたいけど、食生活にはそれほどかけなくてもいいなど人によって様々です。
ここも大切なポイントで人によってお金の使い方の中で譲れないものは違うのです。
違うということを理解することも大切なのです。
その中でどうやって将来のための貯蓄をしていくのかももちろん大切です。
やはり、社会に出る前に理想のお金の使い方のイメージを持つだけでも、将来は大きな差になってくるでしょう。
ここがしっかりと理解できていたら、むやみやたらに借金をしてしまうことも防げるかもしれません。
実施後のアンケートを見ても、楽しかった、気づきがあったと答えた生徒は100%でした。
楽しみながら学べることが良かった、今まで興味を持っていなかったが、ゲームをすることで理解できた、グループでのコミュニケーションが活発にできて良かった、などゲームを使った授業の効果が高かったこともわかります。
このように、楽しかったことは記憶に定着しやすいので、継続的に続けることで知らないうちにお金に対する知識や知恵が身についていくといいですね。
マネーポーカーのプレイ動画の一部はこちらでみることができます。