先日春日部SDGsパートナーで知り合った企業様にてロールオーバーの研修を行ってきました。
FPalの、「すべての人に『学び』の機会を提供し、主体的に動ける人々が高め合う社会の創出に貢献する」という企業理念や、お金に難しいことカードゲームを通じて体験、気づいてもらうことが「すべての人に質の高い教育」を提供することと通じるとして、実は春日部市のSDGsパートナーに認定されているのです。
なぜ、春日部市なのかというのは置いておきまして。。。
そんなFPalの活動を取材に来てくださった企業の方から、
「とても面白そうで、興味があるのでうちの会社でやってくれませんか?」というお問い合わせをいただき、先日の研修に至りました。
ロールオーバーは、金融商品の特徴とリスクを学ぶゲームです。
今まで投資を経験したことがある人でも、改めて商品ごとのリスクの大きさを知ることができます。
学校の教育の中でお金の勉強をしてこなかった世代の人には、投資はとてもハードルが高いものになっています。世界的にみると、投資をしている国民はとても多いのに、日本人の投資率は低く、反対に貯蓄率はとても高いものになっています。
「みんなと同じ」が好き日本の国民性でも投資についてだけは、世界基準と同じにはなっていないのです。
そんな世代の人でも、これから投資を学ぶ学生にとってもロールオーバーは、単純に面白いゲームなので、何回やっても楽しめます。
1回目は、こんな戦略でやってみて失敗したから、2回目はこんな戦略でやってみようとか試しながらできることが大きなポイントです。
実際の投資で試してみることはなかなか難しいですが、擬似体験できるゲームだからこそできるのです。
こういった擬似体験を通して、知らない間にリスクとリターンが身についていきます。
人から教えてもらったことは忘れてしまっても、自分の経験は忘れにくいものです。
さて、研修の話に戻りますが、このゲームはとても性格が現れます。
堅実にコツコツと目標を目指すタイプ、バランスよく商品を売買する人、一発逆転の商品を選びやすい人など様々です。
ロールオーオーバーの面白いところは「たくさんお金を稼いだ人が勝ち」ではなく、「自分の目標額を達成した人が勝ち」なのです。その中で、一番近かった人が優勝となります。
つまり、人と競うゲームではなく「己との戦い」のゲームなのです。
見ているとみなさん、いろいろな商品を購入されていて性格がわかるようでとても面白いですよ。
しかし、Gトレはゲームをするだけではありません。
その後に、どのような戦略をとったら目標を達成したのか、目標を達成しなかったのはなぜのかを考えチームで共有します。
その考えをチームで共有することで、自分以外の人の擬似体験さえも擬似体験することができます。すると、経験値は一気に3倍にもなるのです。(通常は1テーブル4人で実施なので4倍)
終わった後、とても面白かった、普段と違う頭の使い方をしたなどそれぞれの人の中にいい影響を及ぼしていたようです。
確定拠出年金を導入していて、投資の勉強って難しいと思っている企業の方、ありきたりの投資教育で社員からつまらないと言われている企業の方、たまにはゲームで投資を学ぶ研修をしてみませんか?